NI Consulting

PHP 8.3.36 アップデート手順(Windows版)

1. はじめに

本ドキュメントは、株式会社NIコンサルティングの製品で使用する Windows 版 PHP を、PHP 8.3.36 にアップデートする手順書です。

2. 制約事項

C ドライブに「C:\php-8.3.4」フォルダーがある環境を対象とした手順です。

(他のドライブの場合は読み替えてください)

ご注意
作業中は、同じサーバー上のすべての Web サイトが一時的に利用できなくなります。
全体の作業時間は20分前後を想定しております。
社内周知の上、メンテナンス時間を設けて実施をお願い致します。
ご利用頂いている製品バージョンによらず、実施可能でございます。
WebサーバーとDBサーバーの2台構成の場合は、Webサーバーのみのご対応をお願い致します。

3. 更新手順

3.1. Web サービスの停止

  1. サーバー上で Windows キー+R を押し、「services.msc」と入力して「OK」をクリックします。

  1. 「サービス」画面で「World Wide Web 発行サービス」を右クリックし、「停止」を選択します。
    関連サービスの停止確認が表示された場合は、サービス名を控えて「はい」をクリックします。

  1. 次のサービスの状態が「実行中」でなくなったことを確認します。

  • World Wide Web 発行サービス

3.2. 既存の PHP フォルダーの退避

エクスプローラーで C ドライブを開き、フォルダごとバックアップをしてください。

コピー元:C:\php-8.3.4
コピー先:C:\php-8.3.4_old

3.3. 配布ファイルのダウンロード

ブラウザで以下の URL を開き、ZIP ファイルを保存します。

3.4. ZIP ファイルの展開と配置

エクスプローラで、 ZIP ファイルを展開し、展開されたフォルダの「php-cgi.exe」または「php-cgi」が入っているフォルダーを開きます。

例えば、次のように展開された場合は、2つ目の「php-8.3.36」フォルダーを開きます。
C:\Users\XX\Downloads\php-8.3.36\php-8.3.36

CTRL+Aキーでファイルおよびフォルダをすべて選択し(103項目)、右クリックでコピーをクリックし、
「C:\php-8.3.4」フォルダにすべて上書きします。

配置後、次の場所にファイルがあることを確認してください。

C:\php-8.3.4\php-win.exe
C:\php-8.3.4\php-cgi.exe

3.5. Web サービスの開始

「サービス」画面で、次の順番に各サービスを右クリックし、「開始」を選択します。

  1. World Wide Web 発行サービス

サービスの状態が「実行中」になったことを確認してください。
手順(1)でほかのサービスも停止した場合は、元々実行中だったサービスも開始してください。

3.6. PHP のバージョン確認

弊社製品に管理者としてログインし、次の画面を開きます。

システム設定 →[運用管理]→[製品]→[サーバー環境]

画面に「PHPのバージョン:8.3.36」と表示されていることを確認してください。

補足
退避した「C:\php-8.3.4_old」フォルダーは、動作確認が完了するまで削除せず、後日削除をしてください。

4. トラブルシューティング

4.1. 「使用中のフォルダー」と表示される場合

「3.4. ZIP ファイルの展開と配置」の手順で、「使用中のフォルダー 別のプログラムがこのフォルダーまたはファイルを開いているので、操作を完了できません」と表示される場合があります。

原因

サーバー上に Arcserve、Tomcat などがインストールされている場合、「C:\php-8.3.4\legacy.dll」が使用中で上書きできないことがあります。

対応方法

PowerShell で以下のコマンドを実行し、legacy.dll を使用しているアプリケーションとサービスを確認します。

$services = Get-CimInstance Win32_Service; tasklist /m legacy.dll /fo csv /nh | ConvertFrom-Csv -Header ImageName,PID,Modules | Where-Object { $_.PID -match '^\d+$' } | ForEach-Object { $proc = $_; $svc = @($services | Where-Object { $_.ProcessId -eq [int]$proc.PID }); [pscustomobject]@{ ProcessName = $proc.ImageName; PID = $proc.PID; ServiceName = $svc.Name -join ', '; DisplayName = $svc.DisplayName -join ', ' } } | Format-Table -AutoSize

該当するアプリケーションのサービスを停止してから、再度「3.4. ZIP ファイルの展開と配置」の手順を実施してください。

4.2. WithSecure がインストールされている場合

PHP を更新した後、製品画面上で「Database Connect Error.」とポップアップが表示されたり、ログイン画面が開かない場合があります。

原因

サーバー上に WithSecure がインストールされている場合、DeepGuard 機能が通信をブロックする事例があります。

対応方法

WithSecure で「C:\php-8.3.4」を除外設定することで解消します。

5. お問い合わせ先(テクニカルサポート)

E-MAIL

tech@ni-consul.co.jp

URL

https://www.ni-consul.co.jp

営業時間

弊社休業日、土・日・祝日を除く月曜日~金曜日 9:00~12:00、13:00~17:00

6. 奥付

商標

本説明書に登場する会社名、製品名は各社の登録商標、商標です。

免責

本説明書に掲載されている手順による操作の結果、ハード機器に万一障害などが発生しても、弊社では一切の責任を負いませんのであらかじめご了解ください。

発行

株式会社NIコンサルティング
2026年10月22日 第 1 版

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